名刺と言えば、分りやすく簡潔にその方の情報が入っている営業ツールと思いがちです。
名前があって住所があって、連絡先が入っていて…
最近では名刺に様々な情報を入れる方も多く、名刺を見るだけでその方の人となりがわかるようなものもあります。
活字を使って名刺を注文されるお客様には、そういった営業ツールとしての名刺より
伝統や文化を重んじる方が多いように思います。
先日、地元の和紙に活字を使って名刺を作りたいというお客様がいらっしゃいました。
持ってこられたものは地元の伝統文化の手漉き和紙です。
活版印刷は昔ながらの印刷方法でここにも歴史や文化があります。
そして、手漉きの紙も活版印刷も手間がかかり今では細々とといった分野。
文化や伝統を大切にし、自分の情報を人に伝えるときに使う名刺にしたい。
名刺に「この名刺には手漉き和紙を使い、活版印刷をしています。私は地元の伝統文化を重んじています」なんて言葉は一切なくても、その姿が表現している。
分る人には分る。伝えたい人には伝わる。そんな名刺を作りたい方がいる。
そして「びたみん屋」はその想いを形にできる場所なんだと感じました。
文化伝統を伝える名刺。名刺に対するイメージや今までのとらえ方を改めなくては…
コメントをお書きください